高齢者様の傾聴について

鶴見区を中心に、神奈川区、港北区、川崎区、幸区、中原区で訪問マッサージをしています。

脳梗塞・脳出血の後遺症やパーキンソン病、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、変形性股関節症の方について、介護をされるご家族やケアマネジャーさんから、ご相談を頂いています。

 

時々、訪問マッサージに伺うご利用者様で、悩みを相談して頂けることがあります。

これは数年前の話ですが、「息子が全然、会いに来てくれない」「娘が全然、会いに来てくれない」という悩み・寂しさを話してくださるご利用者様が、いらっしゃいました。

その時、意識していたことは次のようなことです。

 

・愚痴を言って頂き、少しでも気持ちを緩めて頂く。

・ほんの少しでも、ご家族の代わりとなり（おこがましいですが）、気持ちの交流をさせて頂き、支えさせて頂く。

・もし、ネガティブになり過ぎているようであれば、「捨てられているわけでなく、皆さん、仕事があって忙しいから、なかなか会いに来ていないですよ。自分も、会いに行けていなくて。」など、話させて頂く。

 

もちろん、我々、在宅医療・在宅介護に携わる者は、全力で誠心誠意、その方のサポートをさせて頂きます。

が、少し電話をするだけで、大きく喜ばせることができるため、息子様・娘様には、気にかけて頂けたらなと願ってしまうところがあります。

もちろん、お仕事が忙しかったり、時には仲がそもそも良くないなど、複雑なケースがあり、簡単には解決のできない問題ではありますが。

 

そのような葛藤を抱えつつ、地域の高齢者様をサポートしています。

 

そのようなご利用者様に出会うと、私も、家族やお世話になった方々を大切にしないとなと、しみじみ思います。