パーキンソン病の方のケア
2022/05/29
ケアマネジャーさんや在宅で介護をされている方々から、よく問い合わせを頂く疾患にパーキンソン病があります。
私たちが体を動かそうとすると、脳の「大脳皮質」から全身の筋肉に、運動の指令が伝わります。
このとき、私たちの意図どおりに体が動くように、運動の調節を指令しているのが神経伝達物質の「ドパミン」です。
ドパミンは、脳の奥の「黒質」にある「ドパミン神経」でつくられています。
パーキンソン病になると、このドパミン神経が減少し、ドパミンが十分につくられなくなります。
その結果、運動の調節がうまくいかなくなり、体の動きに障害があらわれるのです。
パーキンソン病の症状は、一般に次の4つだと言われます。
振戦(しんせん) | ふるえのことです。 特徴として、何もしていない時にふるえる「安静時振戦」が見られます。手だけでなく、足や顎もふるえることがあります。 |
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固縮(こしゅく) | 筋肉の緊張が強くなり、手足の動きがぎこちなくなります。 関節が固くなり、他人が動かそうとしても抵抗があります。(歯車様) |
寡動(かどう)、無動(むどう) | 動作の開始に時間がかかり、動作そのものも遅くなります。 目のまばたきが減り、顔の表情が硬くなります。 字が小さくなります。(小字症) |
姿勢反射障害 | 体を後方に押されると足が出ず、バランスを保持できなくなり、転びやすくなります。 |
この他に、臨床的な経験として、「円背姿勢(えんぱいしせい)」がパーキンソン病の特徴として表れやすいことが観察されています。
ご自宅で、簡単にできるパーキンソン病のケアとして、
「上を見ること」
が、あります。
いつも首を少し下に向けて生活しているうちに、首がガチガチになってしまい、可動域制限が生ずるレベルに、首が猫背のまま、固まってしまいます。
その予防として、背伸びをするように、首を上に向けて10秒数えるなどすることで、この円背姿勢を防げます。
首周りがほぐれると、とても気持ちよいものです。よければ是非、お試し下さい。(頸椎捻挫やすべり症、脊柱管狭窄症など脊椎に症状のある方は、無理にストレッチせずお医者さんに相談下さい)
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