株式会社メディカルリンク

転倒防止の機能訓練・リハビリ

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転倒防止の機能訓練・リハビリ

転倒防止の機能訓練・リハビリ

2022/04/22

鶴見区を中心に、神奈川区、港北区、川崎区、幸区、中原区で訪問マッサージをしています。

脳梗塞・脳出血の後遺症やパーキンソン病、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、変形性股関節症の方について、介護をされるご家族やケアマネジャーさんから、ご相談を頂いています。

 

今日は、感覚訓練の最終回です。

 

感覚訓練では、麻痺している脚に加重したり、片脚立ちの訓練をすることが多いです。

その他に行う感覚訓練をご紹介します。

 

・感覚の鈍くなっているところを、さする。

お声がけしつつ、感覚の鈍い部位を触ったり、なでることで、その部位の感覚に刺激が入り、脳の感覚野の活性化につながります。

 

・足の指でドングリなどをつまみ、皿から皿に移す

これは楽しく機能訓練できるもので、好評のことも多いです。

腰痛などをお持ちの方は、片脚立ちが腰痛を悪化させるリスクがあるため、このリハビリ手法をとる事があります。

 

・麻痺している部位に、痛覚刺激を入力する

触っていても、触られていることがわからないほど麻痺が強い状態の場合、触る触覚刺激では脳がそれを認知することが難しく、痛覚の方が望ましいことがあります。

痛覚の入力と表現すれば、医学的・解剖学的な表現にも聞こえますが、実際には、「痛みを加えること」です。

そのため、それが患者様の機能向上に結びつくことが理論的に理解でき、また、実際に治療・機能回復に結びついた例を知っていても、現実にリハビリに踏み込むことが難しいという一面もあります。

実際には、鍼灸での治療で、痛覚や温覚を取り戻すこともあります。その場合、そもそも痛かったり熱いというコンセンサスが広まっているため、治療を導入しやすいという長所があります。

また、激しく強く指圧することで、痛覚・触覚を呼び戻すことが可能なことがあります。

感覚が戻ると、「動かす」という意図を働かせやすくなり、以前より動作が上手くできるようになることがあります。

身近の患者様のうち、脊髄損傷の方の例をご紹介します。その方は、脚の感覚も失い、運動する能力も失いました。そのため、トイレの介助をずっと受ける必要があると思われていましたが、痛みをともなう強い指圧を毎日続けた結果、脚の感覚と歩く能力を回復しました。その結果、一人でトイレに行けるようになったのです。

 

感覚の活性化については、勉強不足のため、あきらめてしまい、歩行能力を低下させたままにしてしまっている例が多く見られます。

 

大変申し上げにくいですが、「感覚訓練って何?」というレベルの訪問マッサージ事業者も珍しくないのが、現実です。

 

歩く能力が復活すると、ご本人が気持ち良いことに加え、周りのご家族の介護普段も減少します。

 

もちろん、私どもも日々勉強が必要であり、「世界一のセラピストはどう考えるだろう?」と日々考え、最高品質の施術を提供したいと願っています。

 

共に学び合わせて頂けたらと願っています。

 

 

 

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